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仁王門から曼荼羅堂の東西軸と東塔、西塔、金堂、講堂の南北軸の伽藍構成

  • 5.0
  • 旅行時期:2019/03(約5年前)
DoubleO7さん

by DoubleO7さん(男性)

御所・葛城 クチコミ:4件

五木寛之の百寺巡礼の一寺である當麻寺は見所満載、大変見応えのあるお寺です。仁王門(東大門)をくぐりすぐ国宝の立て札がなければ通り過ぎてしまうような小さな鐘楼があります。680年代に鋳造された日本最古の梵鐘が国宝です。まさに蒼枯な釣り鐘です。先に進むと正面に平安時代創建の大きな本堂(曼荼羅堂)が建っています。堂内で拝観を申し込むと(500円)本堂内陣、金堂内と講堂内を案内付きで拝観できますので絶対のお薦めです。本堂の御本尊は縦横3.8mの當麻曼荼羅で巨大な厨子に収められています。奈良時代に藤原豊成の娘として生まれ幼くして母と死別した後、継母に疎まれて當麻寺に出家し西方浄土を夢見て織り上げた曼荼羅です。中将姫が織り上げた曼荼羅は根本曼荼羅と呼ばれますが傷みが激しいため現在は文亀年間(室町時代)に転写した文亀曼荼羅が祀られています。見応えがあります。厨子の右側に中将姫像(29才像)がありその生涯を偲びました。講堂内では御本尊の阿弥陀如来坐像、右手に妙幢菩薩立像、不動明王、伝阿弥陀如来坐像、多聞天、左手に千手観音、地蔵菩薩の有難いお姿を間近に拝むことができます。金堂の御本尊は弥勒仏坐像(国宝・白鳳時代・日本最古の塑像)です。荘厳な仏様です。周囲を持国天立像、増長天立像、広目天立像、多聞天立像が守護します。圧巻です。講堂前から見ると金堂の後ろに2つの三重塔が立っています。左手が東塔、右手が西塔で天平末から平安初期の創建です。東西の両塔、金堂、講堂が南面する薬師寺と同じ伽藍配置です。入ってきた仁王門は東大門です。両塔の先に南大門はありません。仁王門(東大門)と西方浄土を背に建つ曼荼羅堂を本堂とする東西軸の伽藍と東塔、西塔、金堂、講堂の南北軸の伽藍が交じる独特の伽藍構成は実に興味深いものです。金堂前には日本最古の石灯籠があります。當麻寺参拝後、境内の一番奥の高みにある奥院宝物館を拝観し浄土庭園も鑑賞しました。大変充実した1時間40分の参拝でした。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅

クチコミ投稿日:2019/04/06

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