西国6番札所・素晴らしいお寺です
- 5.0
- 旅行時期:2019/03(約7年前)
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by DoubleO7さん(男性)
御所・葛城 クチコミ:4件
西国6番札所の壷阪寺は見所満載のお寺です。沢山の堂宇やインドで制作された天竺渡来の石像が壼坂山の山腹に展開しています。朱鮮やかな仁王門をくぐると白亜の大釈迦如来石像が目に飛び込んできます。高さ5mの台座に座る身丈10mのお釈迦様は見上げる程で御前立として十一面千手観音菩薩像(身丈3.3m 台座1.5m)、文殊菩薩石像 (身丈3m 台座2m)、普賢菩薩石像(身丈3m 台座2m)が居並びます。左手に多宝塔と灌頂堂が建っています。上に進みお釈迦様の生涯の佛伝図が掲げられた慈眼堂を抜けると禮堂、八角円堂、三重塔が建ち並ぶ境内にでます。禮堂は朱と白壁が美しい瓦屋根の大きなお堂で中に入れます。堂内では3月の期間限定で1500体以上のお雛様をお祀りした大雛曼荼羅(だいひなまんだら)が公開されていました。赤い雛壇に並ぶ無数の雛人形は綺麗の一言です。正面に雛壇の一部が開いており隣接する八角円堂に安置された御本尊の十一面千手観世音菩薩が見えます。大変有難い光景で大雛曼荼羅の意味がよく分かりました。禮堂に隣接して八角円堂があります。堂内に入れます。御本尊の十一面千手観世音菩薩を目前に拝むことができます。大変ふくよかお顔立ちです。蓮華座上にどっしりとお座りになり四十の慈手をひろげるお姿に大変有難く家内安全と健康長寿を祈願しました。禮堂の前に質実剛健な三重塔が建っています。禮堂の奥のテラス状の広場にお里澤市像があります。盲目の座頭澤市と女房のお里です。浄瑠璃壷阪霊験記で知られる夫婦愛の像です。境内一番奥に古くなった眼鏡やコンタクトレンズを奉納供養するめがね供養観音が鎮座しています。そばに朱塗りのかわいらしいお里観音六角堂があります。三重塔の奥にお釈迦様の生涯を顕した大きな石の佛伝図レリーフが並んでいて見応えがあります。レリーフから大観音石像に向かう途中、真言の森への石段を上っていくと七福神と真言八祖の石像がありました。境内から朱塗りの天空門経由、道路下のトンネルをくぐっていくと山の斜面の高台に高さ20mの大観音石像が立ち、前方には長さ8mの大涅槃石像が横たわっています。ともにインドハンセン病救済事業の一環としてインドで制作された巨大な石仏です。壮観です。高台からは禮堂、八角円堂、三重塔などが建ち並ぶ境内や二上山など金剛山地の素晴らしい眺望が広がります。快晴な青空の下、二つの有難いお像に家内安全と健康長寿を祈願しました。参拝後、境内にあるつぼさか茶屋で昼食を予定していましたがあいにく当日は休業日でした。お寺には十分時間をとり2時間滞在しましたが素晴らしい堂宇の数々と御本尊の有難いお姿、大雛曼荼羅、そして大観音石像や大涅槃石像など14の天竺渡来大石像巡り(スタンプラリーをやっていました)を楽しみ時間をもてますことはありませんでした。素晴らしいお寺です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2019/04/06
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