歴史的な建築物で道路側は保存されている。
- 4.0
- 旅行時期:2019/03(約5年前)
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by ワンダラーさん(男性)
丸の内・大手町・八重洲 クチコミ:24件
日本工業倶楽部会館ができたのは、1920年(大正9年)という。
地上5階、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の会館で、経済界の拠点となったという。
日本工業倶楽部の事務局が置かれ、戦後もかなりの間、経団連、日経連、経済同友会も事務局を置いていたとされる。
昔、内部のパーティに参加した経験もあるが、相当にレトロな室内意匠だった記憶がある。
丸の内の北部は昔は永楽町という町名で、町名に因んだ「永楽ビル」という貸しビルが隣に建っていて、三菱信託銀行の本店が入居していた。その永楽ビルは、西隣の山陽国策ビルと連結していた。その上にあった社員食堂で食事をした記憶もある。
これらのビルの老朽化で、日本工業倶楽部会館ビルは南側の一部を保存した上で取り壊され、2003年に跡地に建て替えられたビルは現在は三菱UFJ信託銀行本店ビルになっている。
保存された日本工業倶楽部会館ビル南側正面屋上には、戦前の経済界を象徴したという二つの人像があり、石炭(ハンマーをもった男性)と紡績(糸巻きを持つ女性)を表現しているという。重厚な正面玄関といい、大正時代の趣を感じさせる好きな建物だ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2019/03/31
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