興福寺

平城京の時代を再現しつつある藤原氏のお寺

• 5.0
• 旅行時期：2019/01（約7年前）

by ワンダラーさん（男性）

奈良市 クチコミ：22件

興福寺は、南都六宗の一つである法相宗の大本山であり、南都七大寺の一つとされる。
藤原氏の藤原鎌足とその子・不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺となり、中世にかけて強大な勢力を誇った。

しかし、相次ぐ火災、藤原氏の凋落、廃仏毀釈などで、寺域は狭まり、境内の一部が奈良公園の森のようになってしまった時期もあったらしい。

2018年11月に多川俊映興福寺貫主が日経新聞に私の履歴書を書いていたが、その中で、徐々に昔の姿を復元させていった努力が書かれていた。

2018年10月に本堂中金堂の落慶が行われ、昔の姿に一段と近づいたが、まだ礎石のみの南大門跡、中門跡、回廊跡など、復旧すべき建物は多いと聞く。

新しい中金堂は鴟尾を頂き、ご本尊の釈迦如来坐像が金箔に輝くという良い時期に見ることができ感動したが、さらに伽藍が整備された興福寺の姿を、また見てみたいものだ。

• 

  2018年秋落慶の一番新しい中金堂。周囲は礎石のみ。

• 

  2019年現在は工事中エリアの北円堂は現存する堂宇で一番古い

クチコミ投稿日:2019/01/14

• 施設の満足度: 5.0
• 利用した際の同行者: 一人旅
• アクセス: 4.0
• 人混みの少なさ: 2.0
• 見ごたえ: 5.0