昨年落慶の中金堂は、創建時を再現
- 4.5
- 旅行時期:2019/01(約7年前)
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by ワンダラーさん(男性)
奈良市 クチコミ:22件
昨年11月に日経新聞に興福寺多川俊映貫主の私の履歴書が掲載された。その中で、2018年10月7日、興福寺本堂中金堂の落慶奉告(ぶこく)法要の様子が書かれていた。
落慶の中金堂は、藤原氏の氏寺創建時を再現した美しさというので、ぜひ訪問したいと、奈良に来て一番に興福寺を訪れた。
礎石のみの南大門跡、中門跡、回廊跡に囲まれた新しい中金堂は、周りに何もないので、不思議な建物に見える。同時代の唐招提寺金堂の瓦葺屋根大棟の両端につけられた鴟尾(しび)を思わせる装飾、朱塗りといっても落ち着いた朱、ケバケバしくないのが良い。
中央に一際大きいご本尊の釈迦如来坐像が金色に輝く。今回の落慶に合わせて、光背以外の金箔を張り替えたというお姿は、正に、江戸時代の完成時のお姿に近いのであろう。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2019/01/13
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