薬師如来と十一面観音を祀る「西野薬師堂」
- 4.0
- 旅行時期:2018/04(約8年前)
-
-
by Ake Bingaさん(女性)
浅井・湖北・高月 クチコミ:6件
西野薬師堂には、平安時代に彫られた薬師如来立像と十一面観音像(共に重文)が祀られています。
今では小さなお堂を残すのみの西野薬師堂ですが、この地にあった泉明寺(せんみょうじ)という寺院が前身で、延暦年中に伝教大師が薬師如来と十一面観音をこの寺に納めたとも伝えられる歴史ある大寺院だったようです。
度重なる戦乱で荒廃し、堂宇は消失。仏像は集落の人々の手で救い出され、現在は充満寺の所属として、境内の外に建つ薬師堂に安置され、集落の人々に大切に守られています。
薬師如来は「薬壷」を持たないため阿弥陀如来とみる説もあるようですが、内ぐりのない欅の一木作りで、慈悲深い平安仏。
十一面観音は檜材で、身体の漆箔がブロンズのように黒光りして、漆のない条帛との違いが印象に残る存在感でした。
世話役の方に拝観希望の予約をしてから伺いました。
- 施設の満足度
-
4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/11/26
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する