明智平展望台、繁忙期に価値があるかは本人次第

3.5
旅行時期：2018/10（約7年前）

by idleさん（男性）

日光クチコミ：1件

ロープウェイに乗り展望台へ登ると、華厳の滝が正面に見える。
湖と滝と山が同時に写るのは唯一ここだけ！美しさには感動。
訪れる日時によって混雑度は天と地ほどの差が生じる欠点あり。
駐車場からでも男体山と方等の滝を見ることができる。

☆ロープウェイの輸送力について☆
ロープウェイは16人乗りで、通常ダイヤは10分間隔なので1時間
当り96人、繁忙期はピストン輸送だが、乗降と安全確認のため
５分間隔が限度かな?1時間当り200人前後と思いのほか少ない。
観光バス１台50人が来たら、たちまち行列となる規模です。

通常時の券売は乗る直前(＝階段下)の様ですが、繁忙期は建物の
扉横で臨時の券売をしているので、行列ができる時は要注意！
必ず券売場所の確認、展望台モニターで天候状態を確認、そして
トイレへ行ってから行列に並ぶようオススメします。

★ここからは諸事情で路線バスを使った私のプチ旅行記★
まずは前提条件、天候は快晴に近い10月下旬の平日です。
華厳滝周辺の紅葉は、見頃ピーク直前辺りで綺麗だろうと予想。
口コミにて午後は逆光となるので、朝早くがオススメとの情報を
得て、日光に着いたら真っ先に向かう計画を立てました。

東武日光駅には9:16到着、帰りの特急券を買ってバス停へ行くと
目を疑う光景が・・・人が溢れています、300人以上いるかも。
列車がほぼ満席だったので当然と言えば当然だが全くの想定外。

定刻バスダイヤでさばき切れず、立ち乗車や臨時便なども発生。
乗れるバスに乗ろうとやむなく立ち乗車で明智平へ行くことに、
これがそもそもの失敗。第二いろは坂の手前から渋滞でノロノロ
状態、危険は感じないけれど遠心力を踏ん張るのが結構きつい。
通常速度なら転ぶかも、普段は立ち乗車お断りに納得した。

計画より15分遅れで明智平に到着。ロープウェイ乗場を探すと
行列が２つある、短い方は何と券売待ちの行列、ええっマジか?
乗車券の購入に15分もかかる、トイレへ行き少し休憩した後、
乗車待ちの(治山の説明板より国道側まで延びた)大行列に並ぶ。
結局60分ほど待つのだが、行列は確実に前へ進むし、期待感と
眼前の景色を見ていれば、それほど苦にはならなかった。

展望台に到着したのは11:50,想像以上の絶景に疲れも吹き飛ぶ。
周りを見ると台に30人ほど、下り待ちも30人ほどと思いのほか
混雑していない、輸送力を考えれば妥当な数。台の広さも程よく
好きなだけ写真が撮れます。欠点は展望台以外に何も無いのと、
雲による影が動くことくらいしか変化を感じない。

撮った写真をよく見ると、既に光の具合が劣っている。滝が影で
暗くなるくらいと軽く考えていたのだが、人物の右側だけに陽が
当り、左側は影で潰れて残念な記念写真となっている。影が短く
なる様に少し横向ポーズも撮ったが、やはり変です。晴れた日に
美しく撮るためには、朝一番９時に展望台へ登るべきだと痛感。

駐車場に戻ったのは昼過ぎ、お腹が減ったので中禅寺で美味しい
物を食べようとバス停へ行くと、40人ほどが並んでいました。
路線バスが来たけれど降りた人数分しか乗れない、ここで行列の
深刻さを悟った。次は渋滞でいつ来るかわからない、来ても乗れ
ないかもしれない、イライラ感がつのり疲れは倍増です。

路線バス３台を見送るはめになり、50分待ちようやく順番が、
もちろん立ち乗車です。中禅寺温泉BTに到着(＝明智平から脱出)
したのは13:50,駅で列車を降りてから４時間半の長丁場でした。

展望台からの絶景に、金銭的価値は充分あると信じます。だが、
時間的価値といえば・・・繁忙期では思い入れの強さに委ねる。

今回最大の誤算は、バスが都市の通勤ラッシュ状態だったこと。
通常なら駅～中禅寺温泉BTは50分だから、展望台のためだけに
３時間半も費やした計算。うち４割はバスの待ち時間＆渋滞だが
これはさすがに長過ぎ。乗用車の選択肢もあるが、駐車場は全然
回転していなかったので、駐車待ちの車列はどれだけ待たされて
いたのか想像すら出来ない。繁忙期は平日でも手強いぞぉ～～～

くだらない失敗談を長々とお読みいただき、感謝いたします。

最後にプチ情報、赤い屋根で山型看板のパノラマレストハウスは
解体されて、旧ケーブルカー遺構の展望スペースとなりました。
また、訪日外国人向け日光パスが2018年7月よりロープウェイも
フリー区間に入った影響なのか、実に大勢の外国人がいます。