歴史がありいろいろ見るものがある寺院です

3.5
旅行時期：2018/09（約7年前）

神楽坂・飯田橋クチコミ：150件

　地下鉄・牛込柳町駅界隈の新宿区原町には寺院が多々あるので訪ねてみることにし、その一つがここ日蓮宗の幸國寺で、日蓮大聖人生誕８００年 (2021) にむけ伽藍や境内の整備工事中なのでかなり新しくなっています。
　通りから見える寺号標脇の参道を進むと正面に法塔と山門が見え、左手に未だ新しい瑠璃殿寺務所が、右手にこれも未だ新しい瑠璃殿があります。
　この瑠璃殿だが、扉が開いているので中に入ってみると、あまりにも整然としているのに驚き、何とも言えない複雑な気持ちになった次第です。
　また、瑠璃殿の中を初めて目にし、このようになっているのかと知り、良い体験をしたと思ったところです。
　山門は、新宿区指定有形文化財 (建造物) で説明板があり、江戸時代後期の建築と推定され、区内でも希少な江戸時代の建造物として重要とのことなので、細かいところまでいろいろ見て歴史を味わうことが出来た次第です。
　山門をくぐると左手に布引永代供養塔が、正面に本堂があり扉が若干開いているので覗くと、未だ新しく綺麗ですっきりした堂内で、一寸物足りない感じがしました。
　また、布引永代供養塔の奥に鐘つき堂があり、梵鐘の説明書きによると、当初の鐘は正徳２年 (1712) に造られたが、昭和１９年 (1944) に戦役にて供出となり、現在の鐘は昭和４６年 (1971) 日蓮大聖人生誕７５０年をお祝いして造られたものとのこと。
　この鐘が生誕７５０年のお祝いで造られ、今は生誕８００年に向け瑠璃殿などを整備しているのを見ると、５０年毎の節目で伽藍や境内の整備をしているいるのだろうと思った次第です。
　この他、浄行菩薩など見るものがいろいろあるので、訪ねてみては如何でしょう。