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浦添ようどれ

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浦添グスクと浦添ようどれの資料館です。

  • 5.0
  • 旅行時期:2018/06(約8年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

宜野湾・北谷・中城 クチコミ:27件

浦添グスク入口にあるようどれ館。浦添市の運営で館内には古写真や発掘調査成果のパネルや出土遺物などが展示されており、浦添グスクと浦添ようどれの歴史が分かりやすく学べるようになっています。

やはり目玉としては浦添ようどれの西室である〝英祖王陵〟の実物大の復元模型だと思います。〝てぃだこ(太陽の子)〟と呼ばれる英祖王は、琉球神話に始まる最初の王統天孫氏25代国王思金松兼王の孫とされる人物で、舜天王統義本王から禅譲を受け英祖王統初代の王となり、五代90年に渡る英祖王統を築き上げた人物とされています。もっとも内地でいう鎌倉時代のことであるにも関わらず、その存在も疑われるところもあるようですが、それは〝歴史のロマン〟のようにも思え、第二尚氏王朝第七代国王尚寧王が、英祖王に肖ろうと考えたことから、出身地でもあるこの浦添ようどれ東室に埋葬されことも踏まえるとそのカリスマ性はかなり大きなもののようにも思えます。後の国王が肖ろうとした英祖王の西室、実際には見ることはできませんがジオラマを見ているだけでも気持ちは900年前にタイムスリップすること請け合いです♪

また企画展を定期的に行っており、訪れた日には「沖縄県の戦争遺跡~前田高地から首里まで」が開催されていました。浦添グスクは沖縄戦当時〝前田高地(ハクソーリッジ)と〟呼ばれる攻撃・守備の要の場所であり、この地を巡って日米両軍が熾烈な戦いを繰り広げた激戦地として知られています。前田高地を占領された日本軍は、程遠くない場所にある首里の司令部壕から出て南部へと撤退するに至ります。そのことが結果として南部での膨大な数の戦死者を出すことに繋がりました。

その過程を前田高地・前田・経塚陣地壕群のパネルや遺跡から出土した戦争遺物の実物を展示し、わかりやすく解説されているものでした。なかなか調べてもわからない昭和20(1945)年4~5月の戦況のことなので、言葉はよくありませんが興味深く見せていただきました。

浦添グスク巡りは定期的にうらおそい歴史ガイド友の会が主催しているものの他、個人で申し込むこともできます。費用もそれほど掛からないので、開催日にどうしても行けない場合などは利用する価値は高いと思います。

浦添グスクについて前知識をつける場所としては非常に良い場所のように感じます。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
空港から車で30分くらい。
人混みの少なさ:
4.0
少なくはない。
バリアフリー:
5.0
建物は考えてあります。
見ごたえ:
5.0
圧倒されます。

クチコミ投稿日:2018/08/01

いいね!:9

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