若い方には、是非とも訪れて欲しい美術館
- 4.5
- 旅行時期:2018/07(約7年前)
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by ワンダラーさん(男性)
上田 クチコミ:6件
2018年7月15日、学生時代の山仲間と初めて訪問しました。三連休の中日だったので、多少、観覧のお客さんがいました。
公共交通機関のアクセスは悪いですが、車であれば玄関前の駐車場まで登れるので、便利です。
玄関扉を開けて入ると、入場料千円は後払いというユニークな設定で、本館と別館に、相当数の作者の作品と経歴や手紙などの展示があります。
従軍しての戦歿学生の遺作が中心ですが、作者の経歴を読むと、戦闘での戦死以外にも、戦病死が多く、また復員後の病死も多く、無念の涙だった若い芸術家が多かったようです。
小生は前後生まれですが、従軍経験がある父や先生に育てられた戦後民主主義世代としては、戦争の悲惨さを残す展示は貴重だと感じました。
戦時下で、絵を描いていること自体が「非国民」とされていた時代に、芸術家を目指して亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、戦争体験者に接する機会が稀な若い方々に、是非おすすめしたい戦歿学生肉筆作品などの展示です。
なお、姉妹館の「信濃デッサン館」は、長期休館になっていて、見ることはできません。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2018/07/21
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