日本のミケランジェロ「石川雲蝶」が手掛けた彫刻絵画が見どころ
- 4.0
- 旅行時期:2018/07(約7年前)
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by BonvoYage_Kaz3さん(男性)
魚沼・小出 クチコミ:1件
曹洞宗赤城山西福寺にいってきました。
このお寺は1534年(室町時代後期)、開山 芳室祖春(ほうしつそしゅん)大和尚によって開かれ、約500年の歴史を持っています。
本来、曹洞宗では釈迦如来をご本尊としてお奉りしますが、ここのご本尊様は阿弥陀如来三尊で、鎌倉時代の作です。
当寺は初め天台宗の寺でしたが、本尊阿弥陀様をそのまま受け継いで曹洞宗に改宗し、800年以上護寺しているそうです。
本堂大間の格天井の菊の御紋は、幕末期の1860年前後、桑名藩主 松平定敬(さだあき)公が京都所司代を勤められた頃に頂いたもので、西福寺の所有していた土地が幕府の天領地であり、桑名藩の管轄だったことから、定敬公のお計らいで当寺の功績に対し天皇家から天皇家の十六菊紋と五七桐紋を頂いたとのこと、また開山堂内外には、<幕末の名匠 石川雲蝶>作の彫刻や絵画が施されています。
開祖道元禅師様を題材にした作品が多く、特に堂内の天井三間四方全面に施された大彫刻、「道元禅師猛虎調伏の図」は、透かし彫りの繊細さと極彩色のあざやかさで、観る人に感動を与えます。
開山堂をお参りし、彫刻を観ていると、高僧、道元禅師様が、すぐ傍で語りかけてくださるような、清々しさを感じます。
これらの石川雲蝶の作品は新潟県文化財に指定されており、その彫刻の見事さから又の名を「越後日光開山堂」とよばれています。
残念ながら堂内は撮影禁止でした。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.5
- 浦佐駅・小出駅から虫野上口で下車 徒歩約15分
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- バリアフリー:
- 1.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2018/07/10
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