東の神様家康を祀った世界遺産
- 5.0
- 旅行時期:2018/06(約8年前)
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by イケタクさん(男性)
日光 クチコミ:8件
日光は東日本の人はもとより日本全国、いや世界中から観光客が訪れる国内有数の人気観光地である。
その日光にある観光地の中でも最も人気が高い言って良いのが日光東照宮だ。
徳川家康が自身を祀るために作らせた東照宮。
家康を神格化した東照大権現を祭主とするが、この東照という名こそ家康の強いメッセージが隠されていると作家の井沢元彦氏は言う。
日本の象徴としてある天皇家。
これは天照大神に起源があるとされる。その天照が西(京都)にあるのに対し、関東の鎮撫する征夷大将軍は武士の棟梁であり、その最終統一者である家康は東を照らす神様であり、だから東照であるという。
つまり西は天照(つまり天皇家)、東は家康が神様となったという保守的な家康としてはかなり強烈なメッセージが隠されている。
そう考えて東照宮を見学するとまた違った感慨がある。
東武日光駅からバスで5分程度。
そこから大きな門をくぐり階段を昇ってゆく。
まずは「見ざる聞かざる言わざる」を臨む。
このサルたちもあまりに有名で、この日もかなりの人だかりで写真を撮っている観光客がたくさんいた。
更に進んで本堂の左側に五重塔を見る。これも雄大で堂々としている。
ある意味東照宮のメインとも言える陽明門を入ると本堂があるが、この陽明門も見事な出来栄えである。
若い頃にはあまりなかった感慨と感動がある。
御朱印をお願いしてから眠猫を見て、家康の墓である銅宝塔へ。結構階段を昇るがここはかならず抑えておきたい。
静かな場所に眠る家康。
この広大で豪華な場所を東の神様とした意図は何だったのか。
そしてその意図は達成できたのか。
そんなことを考えながら山を下り再び本堂へ。
眠猫も改めてみると結構洒落ている。
本堂や陽明門だけではなく、サルや猫を上手く演出した名作品である東照宮。
改めて世界遺産の価値があると感動した。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 乳幼児連れ家族旅行
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/06/27
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