時宗寺院で品川の投込寺
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- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by jmleedoさん(男性)
大森・大井町 クチコミ:8件
海蔵寺無縁塔群は、牢獄死した罪人、鈴ヶ森刑場で処刑された人々を葬った「首塚」を始め、津波溺死者(1865年建立)、京浜鉄道轢死者(同1915年)、関東大震災横死者(同32年)等、近隣で不幸な死を遂げた引き取り手のない人々の魂を鎮めるために建てられたものです。
無縁仏の中には、品川宿で死んだ大勢の遊女たちもおり、北の吉原、南の品川と謳われ岡場所として繁盛した品川宿の歴史を物語ります。
「首塚」は庶民から「頭痛塚」の名でも親しまれ、お詣りすれば頭痛が治ると言い伝えられて来ました。
また、関東大震災横死者の供養のための「大正癸亥震火大災殃死者霊供養塔」は、地震による津波で品川の海岸に漂着した死者のために建てられ、阿弥陀仏が慈悲深い笑みを湛えられています。
海蔵寺の正式名称は深廣山無涯院海蔵寺、品川の投込寺であり、時宗の寺院です。時宗の特徴は、「南無阿弥陀仏」と唱えれば誰でも往生が叶うという浄土宗に倣った「他力念仏」の教えであり、そこに浄不浄、信不信は関係ありません(当然貧富、階級も関係ない)。無縁塔群は人に差別なしとするその教えの現れと言えます。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 1.5
クチコミ投稿日:2018/05/20
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