島根県西部の中核駅です。
- 5.0
- 旅行時期:2018/03(約7年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
浜田 クチコミ:8件
山陰本線浜田駅は大正10(1921)年に都野津から延伸した際に終着駅として開業しました。元来港湾都市であった浜田には、日華事変に出征した乃木希典大将率いる乃木部隊の一部が凱旋帰国した歴史等があり、日本海に面する都市として、それなりの繁栄を極めてきました。
第二次世界大戦終結後に陰陽連絡線のひとつとして計画されていた広浜新線の終着駅となるはずだったものの、国鉄の赤字路線建設中止の対象となり工事は中断し、昭和55(1980)年には出来上がっていた区間も含めて工事は中止され、未成線となり現在に至っています。
もし広浜新線が開通し、浜田広島間が1時間で結ばれていたならば、このエリアの発展がどうなっていたか全くわかりません。しかし交通の要所であることには変わりはなく、路盤の一部を再利用して作られた浜田自動車道、そしてそれを利用する大阪・広島方面への高速バスが出発到着する駅でもありました。
2面3線のホームには東京発の寝台特急出雲の終着駅だったこともあり、今とは比較にならない程賑わっていた様子をうかがい知ることができます。
施設の集約はかなり極端なものとなっており、駅改札口からそのまま隣に移設された浜田医療センターに迎えることにはちょっとびっくりしました。
駅前にはこの辺りで流行る神楽をモチーフとした時計が建てられており、時の知らせて住民はもちろん観光客の目を楽しませています。
石見地区の主要駅であり、また主要都市として今後の発展を見守りたく思った駅でした。
- 施設の満足度
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5.0
- 施設の快適度:
- 5.0
- 清掃は行き届いており快適です。
- バリアフリー:
- 5.0
- エレベータがあります。
クチコミ投稿日:2018/04/17
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