悲しくなる奥羽本線の時刻表
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- 旅行時期:2018/03(約8年前)
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by OE-343さん(非公開)
福島市 クチコミ:8件
1月に母が弘前へ行くにあたり、久々に時刻表の奥羽本線のページを開けましたが、いや、わかってはいるんですけど、悲しくなってしまいます。かつては、たくさん走っていた青森ー秋田の特急列車が、たった3往復になってしまい、時間も不規則、それなりに人も乗っていたのに、こんな有様です。いいんでしょうか。これで。確かに、県庁所在地の青森から東京に行くのは新幹線によって便利になりました。でも、ハブアンドスポークのスポークの先端同士をつなぐ輸送と言うものも、鉄道にとっては重要な要素であり、しかも青森秋田間の特急「かもしか」はけっこうな乗車率が(3両編成であれば)ありました。
最近東洋経済に「残念な特急列車」として現在青森秋田間を走る「津軽」について記事が出ておりましたが、それに関するコメントで「青森ー秋田との移動は、便利な盛岡経由にシフトした。その状況を見ていない取材不足の記事」といった趣旨の投稿がありました。しかしこれは、県庁所在地の事しか考えない人間のコメントであって、かつて私が住んでいた弘前であったり( 駅弁大学が県庁所在地ではなくここに置かれており、江戸時代からずっとこの地域の中心都市である)、秋田県北部の主要都市である大館、その他様々な沿線の街のことが無視されているわけです。そういった街を、少しずつ、30分に1回位止まりながら走っていた特急・急行列車が、どれだけ沿線にとって価値があったのか、もちろん地元の道路工事を使って票を買って当選している政治屋にとっては無価値なものでしょうが、実際には大変に価値があったわけです。そして、それは個人的なものではなく、沿線に並んでいる都市が、つながりを持っている、と言う、地方活性化にとって必要不可欠な発想を代表するものであります。新幹線の事ばかりしか考えない政治屋と、どこでもいいから地方の路線を切り捨てて見栄張りばかりの「コスト削減」をしたい代々木の阿呆連中にとっては都合が良いダイヤでしょうが、その地域の発展そのものを阻害するのが、現在の時刻なのです。そもそも、特急を減便した直接の理由が、「485を廃車にするので予備車が足りなくなるから」と言う全くお粗末な理由で、だったら485を2ー3本予備として置いておけばそれで良いはずです。
確かに、特急ばかりが走っていた頃は、弘前ー青森の利用者から「特急ばかりで金がかかる、なんとかしろ」といった不満が多く寄せられていました。そういったものはよく理解できます。ということで、私が提案する解決策は、長距離の快速列車や普通列車に指定席を連結するというものです。701系はどうせ「走るんです」ですから、もう新車を入れても損はありません。いや、今使っている連中は仙台に投げ飛ばしましょう。そして、新車を入れて、3両編成のうち1両を指定席にするわけです。そうすれば、長距離利用者も、近距離の利用者のニーズも、みんな満たすことができます。。
- 施設の満足度
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1.0
クチコミ投稿日:2018/03/04
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