土蔵跡の礎石が川沿いの遊歩道のベンチに再利用されています

3.5
旅行時期：2018/02（約8年前）

神楽坂・飯田橋クチコミ：150件

　日本橋川が神田川から分流し一寸下ったところから右手 (西側) の遊歩道を散策していると、１分位進んだところにベンチがあったので一休みすることにした。
　正面に、再開発されたアイガーデンエアの超高層ビルがそびえ建ち、綺麗な街並みが見え付近を見回すと、目の前に「讃岐高松藩上屋敷の土蔵跡」との写真付き説明板が目に留まった。
　それによると概要だが
　飯田橋二丁目から三丁目に広がる飯田町遺跡からは、現在の香川県高松市を国元とする讃岐高松藩上屋敷の遺跡が発掘された。
　飯田町遺跡では、現在の地表面の約１m下から、讃岐高松藩上屋敷の御殿をはじめ、庭園、上下水道、穴蔵（地下室）などの遺構が発見された。
　この土蔵跡の礎石は、この地に江戸時代の大名屋敷があったことを伝えるために、川沿いの遊歩道のベンチに再利用している。
　とのこと。
　この写真付き説明板と目の前の再開されたところを見ながら、御殿はどの辺りにあったのだろうかとか、ベンチの再利用されている礎石が使われていた土蔵はどんな建物だったのだろうかなど、いろいろ想いを巡らしていると結構楽しめます。
　また、ここから遊歩道を３分位行ったところにもベンチがあり、その前には「讃岐高松藩上屋敷の庭園跡」との写真付き説明板があります。
　こちらでも同じように漆塗りの浮きの写真を見ながら、多くの種類があったのに驚きとともに何を釣っていたのだろうかなど、いろいろ考えるとなかなか面白いです。
　桜並木でベンチもあるこの遊歩道を散策しながら、街並みとともにこれらの説明板を眺め、かつての様子を想像するのもよろしいかと思うので訪ねてみては如何でしょう。