日本最古の蘇鉄があります！

4.0
旅行時期：2017/12（約8年前）

by norisaさん（非公開）

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この龍華寺はそれほど古いお寺ではなく、江戸時代初期に創建された日蓮宗のお寺です。

開祖の日近上人は東山天皇の帰依を受け、このお寺が皇室祈願寺と定められました。
そして、同天皇により観富士龍華寺と名づけられたそうです。

このお寺にある開かずの門は昭和天皇が皇太子時代に行幸された時に使われたものだそうですから相当由緒あるお寺でもあります。
しかし、このお寺を有名にしているのはそれだけではありません。

このお寺のハイライト、それは境内のソテツの雄株で、これは日本で最古最大で国の天然記念物に指定されているものです。
この雄株は根廻6mで樹齢1,100年と推定され、一方雌株は、根廻4mで樹齢800年と推定されるそうです。
自生北限は鹿児島県の薩摩・大隅半島南端ということですから、この蘇鉄は中国南部あたりを起源とするのでしょうか。
立て札には開山時に中国より寄贈されたとあります。

ここにはサボテンもありますが、これは樹齢は推定300年だそうで、蘇鉄とともに中国上海にある龍華寺より移植されたと伝わっています。

そして、観富山龍華寺と名付けられたこのお寺、もちろん富士山もきれいに望めますが（あいにくこの日は曇りで霊峰は雲の中）その様子を模した庭も有名です。
海に見立てた池にそびえる富士山と上に広がる須弥山を模した庭園です。

入園料も３００円とお安く、しかも整備された広々した駐車場がありますから車での訪問に最適です！