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睨みを効かせた「元禄見得」姿は、とてもリアルな表情で迫力があります!

  • 4.0
  • 旅行時期:2017/06(約7年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

浅草 クチコミ:35件

歌舞伎・市川流の家元で市川一門の宗家でもある「市川團十郎」は、家系を継ぐ名跡として代々継承されている歌舞伎役者の名前です。
明治時代に活躍し数多くの功績を残して「劇聖(げきせい)」とまで呼ばれた『九代目・市川團十郎』(1838年~1903年)が、『暫(しばらく)』を最初に一幕物の演目として独立して上演しから、「歌舞伎十八番」のひとつに数えられている演目になりました。
また、歌舞伎の海外公演でも英題を"Just A Moment"としてしばしば上演されるなど「歌舞伎十八番」の中でも人気上位にあげられる演目です。
あらすじは、「清原武衡(きよはらのたけひら)」が、自分の意に従わない人々を家来に命じて斬ろうとするところに、「しばらく」という声とともに「鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)」が登場し、人々の命を助けるというストーリーです。
『九代目・市川團十郎』が亡くなられた後の1919年(大正8年)に江戸歌舞伎ゆかりの地である浅草の浅草寺境内に『九代目・市川團十郎像(暫像)』が近代彫刻の先駆者「新海竹太郎」氏により作られましたが、1944年(昭和19年)に戦時下の「金属供出(貴金属類回収令)」の対象となり、銅像は消失しています。
現在の銅像は、1986年(昭和61年)に「十二代目・市川團十郎」襲名を機に元の場所に復元されたものです。
銅像は、『九代目・市川團十郎』が歌舞伎十八番『暫』で「鎌倉権五郎景政」を演じている「元禄見得」姿です!
浅草を訪れた際は、「浅草寺・本殿」をよく参拝していますが境内を細かく散策したことがありませんでした。
今回は、時間に余裕があったので、本殿の裏の方まで廻りました。
本殿側からは、駐車しているバスの陰に隠れて分かりにくいですが、『九代目・市川團十郎像(暫像)』は、境内北側のバス専用駐車場の「浅草寺病院」側の端にあります。
『暫像』を近くで見ると睨みを効かせた「元禄見得」姿は、とてもリアルな表情で迫力があります!
歌舞伎十八番『暫』で演じている「鎌倉権五郎景政」は、霊能力を持った少年であり、『暫像』の復元を機に銅像の前で毎年4月下旬に神事の一種である赤ちゃんの「泣き相撲」が開催されるそうです。
「泣き相撲」が開催されるときにまた訪れてみたいと思います。
『九代目・市川團十郎像(暫像)』は、歌舞伎ファンの方にお勧めのスポットです!

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
本殿裏側にあるバス専用駐車場の端にあります。
人混みの少なさ:
4.5
はとバス利用者がバスに戻る際に立ち寄る程度です。
バリアフリー:
4.5
見ごたえ:
4.0
リアルな表情で迫力があります!

クチコミ投稿日:2017/08/12

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