公園というより立派な回遊式庭園です

4.5
旅行時期：2017/07（約8年前）

谷根千クチコミ：151件

　個人名と思われる名が付いた公園なので、不思議に思い訪ねてみてその訳が分かりました。
　江戸時代、この地は江戸の郊外にあたり、加賀金沢藩の支藩の下屋敷だったところを、昭和８年 (１９３３) 須藤家から公園用地として、東京市に寄付され、その後、池や滝などの改修や造園を行った。
　公園名は、須藤家の好意を伝えるため名づけられたものとのことです。
　起伏に富んだ地形を巧みに活かして造られた回遊式の大名庭園を改修や造園して公園としたところなので、当時の大名庭園の素晴らしさが伝わってきます。
　今は住宅地の中となっていて自由に出入できるところが、回遊式庭園として保持されていることは素晴らしいことだと思います。
　起伏に富み高低差があるので大変なところもあるが、住宅地の中とは思えないような素晴らしい公園なので訪ねてみることをお勧めします。