遅くとも10世紀前半には完成していた。
- 3.0
- 旅行時期:2017/06(約9年前)
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by 旅好者さん(男性)
狭山・入間 クチコミ:27件
七曲井は、最寄り駅の西武線入曽駅東口から100mくらいで県道50号線に出たら、左折して350mくらいです。堀兼神社にあるものを含め、各地にある「ほりかねの井」の1つです。すり鉢の上部直径が18m~26m、底の直径が5m、深さが11.5mとなっています。底部中央に松材と石で組んだ井桁があります。底部までの深さを示したものが見つかりませんが、4~5mくらいではないかと思います。水汲みにはその傾斜部を底部までジグザグに七曲りして降りることから、七曲井の名が付いたとのことでした。しかし、発掘調査をしたら、道はジグザグには付いていなかったそうですが・・・。そうなると、名前の由来は??です。
この井戸がいつ掘られたかを示すものはありませんが、平安時代前期に活躍した女流歌人の伊勢の歌の中に「ほりかねの井」が出てきます。また、延長5年(927年)に完成した「延喜式」には街道沿いでの水の提供を義務付けていて、ないところは井戸を掘りなさいとなっています。従って、遅くとも9世紀後半から10世紀前半に掛けてと思われます。
余談ですが、すぐ横に不老川が流れていますが、かなりの水量があります。(飲料に適すかどうかは別にして)水が欲しくて苦労して井戸を掘った時代の人が見たらどう思うでしょうか。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2017/06/28
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