田舎のバスは~オンボロ車~♪
- 5.0
- 旅行時期:2017/03(約9年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
松江・松江しんじ湖温泉 クチコミ:10件
島根県と言えば一畑バスと言われるほどネームバリューがありましたが、最近は台所事情の他利用客の減少、そしてドライバーの絶対数不足から撤退路線が増えつつあります。出雲市から京都迄西日本・中国ジェイアールバスと京阪バスと共同運航していた〝出雲阿國号(出雲エキスプレス号)〟の運行からも平成29(2017)年2月28日を以って撤退しています。そして出雲大社連絡所からの鵜鷺(うさぎ)路線、出雲大社の上方の漁港や集落とを結ぶ路線でしたが、やはり過疎化により利用客の減少から本年3月31日を以って廃止されます。
今回は出雲管区の路線ばかり利用しましたが、出雲大社から出雲市駅の区間は観光客の乗降が大変多く、立ち席になることも珍しくはありませんが、出雲大社から日御碕へと向かう路線ではまず座れないということはありません。市街地はともかく、日御碕へと向かう県道などは大変狭い道を走ります。そのような路線では中型といえどでかい図体をしたバスは圧倒的に不利であって、少しでも道路幅が広くなった場所で後続車を抜かさせることも多く、また対向車とのすれ違いは〝神業的〟ともいえるスリリングさを感じたりもします。
こういう路線の場合バスが結構飛ばすこともあるようですが、一畑バスは運転士さんが徹底した安全運転を心がけており、怖さは全くと言っていいほどありません。しかしその慎重な運転ゆえ遅れることが日常茶飯事化しており、バスtoバスならばともかくバスto電車になると絶妙な時間での乗り継ぎは上手く行かないこともあります。
一般的にバス車内で転倒事故が起こってしまうと、人身事故の扱いとなってしまいそこで運行が停止されることもよくあることです。どこのバスでも連呼されている〝走行中は席を立たないで下さい〟というのは、そういった理由からきているものになります。せっかくの旅を台無しにしてしまう、他の利用客に迷惑をかけることぐらいはわかって当然だと思います。それが理解できないものには利用して欲しくないというのが旅行者の本音です。
しかし変化に富む道路を都市部の公営バスの中古で受け取ったバスが、シンクロメッシュと排気ブレーキをカチカチ言わせながら走る様は、バス常務の経験があるものなら是非ともハンドルを握ってみたい…と思うのではないでしょうか。そんな思いも持ちながら平和そのものの風景が楽しめるのは、また新たな魅力のようにも感じました。
- 施設の満足度
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5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 値段が高いのは仕方がありません。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 出雲市駅から出雲大社までを除けば混雑することも少ないです。
- バリアフリー:
- 5.0
- ほとんどのバスがノンステップ車両で運行されています。
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- 大抵は目的地からすぐです。
- 車窓:
- 5.0
- 市街地を越えると途端に変わります。
クチコミ投稿日:2017/03/29
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