四天王寺にふさわしい歌碑
- 3.0
- 旅行時期:2017/03(約9年前)
-
-
by すぶたさん(女性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:345件
田中塊堂(本名:英市)は岡山県矢掛町出身の書家です。
28歳で川谷尚亭に師事し本格的に書を始めました。
しかし、仮名は独学で極め、大字仮名の作品を多数発表、
それまで細字に限られていた仮名の表現領域を広めることにより、
現代仮名書壇の隆盛の基礎を築きました。
また、帝塚山学院教授を務めるかたわら、
自ら千草会を主宰し、相沢春洋や田中親美とともに古筆の研究にも力を注ぎました。
また、わが国の古写経の体系的な調査研究の草分けとしても評価が高いです。
東大寺、四天王寺をはじめ全国の寺社を踏査し、古写経の研究収集に努めました。
その成果として『古写経綜鑒』『日本写経現存目録』を著しました。
歌碑にはこのように刻まれています。
「椽大の 筆を揮ひて日の本の 佛法最初と書き下したり」
椽大:てんだい たるき 椽大の筆:たるきのような大きな筆
日本における仏教の始まりである四天王寺にふさわしい歌碑だと思いました。
なお、歌碑はほとんど太子殿の近くの敷地端の方にあります。
先に閉門時間が早い有料の五重塔や本坊を見てから、
後回しに参拝するとよいと思います。
- 施設の満足度
-
3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2017/03/18
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する