この辺りの地名「夕陽丘」を名付けた歌人
- 4.0
- 旅行時期:2017/03(約7年前)
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by すぶたさん(女性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:345件
藤原家隆(ふじわら・いえたか)は、鎌倉時代初期の公卿、歌人です。
『新古今和歌集』の撰者の一人であり、
小倉百人一首では、従二位家隆の表記で下記の短歌が選ばれています。
「風そよぐ 楢の小川の 夕暮は 御禊ぞ夏の しるしなりける」
当時としては長生きで79歳で出家して、
摂津国(現在の大阪)に夕陽庵(せきようあん)を構えました。
夕陽丘より見える「ちぬの海(大阪湾)」に沈む夕日を好み、
その彼方にある極楽(西方浄土)へいくことを望みました。
それで、この辺りは「夕陽丘」という地名になり、
東側が高く、西側(大阪湾)が低い坂からは、美しい夕陽が今でも見えます。
ここを見学した後は、ぜひ夕陽を見てから帰ってください。
なお、聖徳太子が建てた四天王寺も近くにあるので、午後一番に参拝しましょう。
近くには「四天王寺夕陽丘」という地下鉄の駅もありますよ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/03/16
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