彫塑に関心がない方も訪ねて観ることをお勧めします

5.0
旅行時期：2017/02（約9年前）

谷根千クチコミ：151件

　普段耳にしない「彫塑」という言葉の上、関心もなかったが訪ねてみた。
　ここ朝倉彫塑館は、彫塑家・朝倉文夫氏のアトリエと住居だった建物で、現在の姿にしたのは１９３５ (昭和１０) 年とのこと。
　この付近は戦災に遭わなかったため、戦前の様子が多々窺えるところです。
　入館し見学順路に沿い、朝倉作品が展示されている天井高８.５ｍのアトリエ、書斎、中庭を観ながら和室の住居へ、更に今は草木が植えられている屋上の庭園、猫の作品が展示されている蘭の間と、朝倉作品だけでなく蒐集した美術品なども観ることが出来ます。
　特にアトリエに展示されている高さ約３ｍの大隈重信像などを観ると、彫塑の素晴らしさが解ってくる気がします。
　朝倉作品以外にも、鉄筋コンクリート造りのアトリエと木造の住居、また広くはないが中庭の日本庭園などといろいろ観るところがあります。
　彫塑にとらわれず訪ねて観ることをお勧めします。