冬場の雪で鍛えられた、圧倒的に高い運転技術と車両整備技術。東京のバスとは比較にならないハイレベルのバス
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- 旅行時期:2016/11(約9年前)
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by OE-343さん(非公開)
弘前 クチコミ:66件
冬場の雪で鍛えられた、圧倒的に高い運転技術と車両整備技術。東京のバスとは比較にならないハイレベルなバスです。東京に来て、小田急バスとか、都営バスとか、アホみたいなバスに乗るようになって、この弘南バスが、どれだけ優秀な会社だったのかわかったところです。車両は、確かに古いものが多く、床が木張りの、すごく古いレインボーだって、まだまだ走ってます。でも、買ってから3~4年しか経っていない新車のくせに、がたがた走っている、都営バスを知ったから、弘南バスがどれだけしっかり、努力して整備をしていたのかわかりました。昔は古いレインボーやキュービックを、「レインボロ」とか「ボロビック」とか馬鹿にしていた自分が恥ずかしいです。もちろん、新しい、日野ブランドのエルガミオも補助金で買っているのだけど、新車の主力はマイクロバス。このサイズで充分だし、安いし、ノンステップにしなくていいし、座席もハイバックシートで快適です。以前は、青森五所川原等の長距離路線は、高速バス用の車両を使っていたのだけれど、最近はエルガミオばかりが走るようになって、かえって快適さが落ちています。日野が独自に作っていたレインボーの時代は、ハイパックシートを弘南バスが独自に入れていたのですが。いっそマイクロバスの方がエルガミオよりずっと快適です。冬の雪で、停留所が埋まってしまうから、そもそも車いすでのバスの乗り降りなどできなくなるわけで、この地域に金がないのにノンステップバスを入れる必要性は全くありません。車椅子利用者の移動を確保するためにはタクシーを安くしてあげるしかないのがこの地域であって、そんな事情を知らずにノンステップバス導入を押し付ける霞ヶ関や自動車メーカーは地域の交通を破壊しています。まぁ、冬になると融雪剤をガンガン撒くので新車でも1~2年すれば車体がボロボロになっちゃいます。だから、中古車で充分です。いっそ、ユニバースを入れればいいと思うのだけれど、付き合いのあるディーラーからしか買わない。。。
乗客がどんどん減るから、赤字も増えます。でも、経営が苦しくなった理由は、新幹線新青森まで通ったからです。稼いでいた盛岡弘前のバスはほとんど人が乗らなくなってしまったので、今は金がないのです。岩手県北には、今でも106急行バスがあるけれど、弘南バスに残っているのはパンダ1本です。
五能線から新幹線に乗るときには、五所川原発青森行きのバスが大変便利です。弘前市内便は、そこそこ本数もありますし、黒石温泉郷へ向かうバスは、すべて黒石駅で弘南鉄道と接続しています。
- 施設の満足度
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5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 東京のバスに比べると安いです。1,000円より高い場合は、社内で回数券を買うと安くなります。日曜日は1,000円で乗り放題の券があります
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- カラカラで赤字なので、こちらに来たら必ず乗車するようにしてください。もと地元民からのからのお願いです
- バリアフリー:
- 5.0
- バスがあると言うことが最大のバリアフリーです。車椅子対応バスは、そもそも雪が降る地域では意味をなしません。
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- 弘前バスターミナルは駅からすぐです。大半の路線は駅からも乗れます
- 車窓:
- 5.0
- 各路線の沿線風景を眺めることができます
クチコミ投稿日:2017/02/22
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