1. ホーム
  2. 国内旅行
  3. 東北地方
  4. 青森県
  5. 青森市内
  6. 青森市内 交通
  7. 弘南バス パンダ号 (青森 弘前~上野)
  8. クチコミ詳細
青森市内×
旅行ガイド
観光
グルメ
ショッピング
交通
ホテル
航空券
旅行記
Q&A
弘南バス パンダ号 (青森 弘前~上野) 施設情報・クチコミに戻る

かつて、夜行急行の座席車に乗っていた人たちのためのバス。このバスをきっかけに考えることができる事はたくさんあると思います

  • 4.0
  • 旅行時期:2016/11(約8年前)
OE-343さん

by OE-343さん(非公開)

青森市内 クチコミ:12件

このバスをきっかけに考えることができる事はたくさんあると思います。考えると言うより、知らない連中(JRの連中)に指導しなければなりません。JRは、夜行急行の座席車など、誰も乗らないと決めつけて、廃止にしました。しかし、座席夜行の需要はまだまだあったのです。上野から弘前青森までは10時間弱です。JRの連中には考えられないのかもしれませんが、座席夜行で10分満足している、あるいは少なくともそれで良いと考えている人は多いのです。そして、別に3列シートでなくても、普通のバスで充分だと思っているのです。そういった層は、基本的にかつて座席の夜行列車を利用していた人々のはずです。 JRの連中にしてみれば、10時間も、バスに座っているなど、ありえないのかもしれません。しかし、みんな、エコノミーで、10時間も、例えば日本から南米に行くなら20時間も普通に乗っています。それと同じで、上野青森の、1万円の差を、ヨーロッパまで行くときの、CとYの20~30万円の価格差と同じように考えて、座席の夜行で10時間かけて行く人はいるわけです。弘南バスが、このバスの運転開始をした時、夜行と昼行、それぞれ片道5,000円と言う値段を出した時、地元の人々でも、いぶかしがありました。これがウイラーだったら、定着するまでにはおそらく何年も何年もかかったことでしょう。しかし、絶対的に信頼されている弘南バスですから、みんな面白半分乗ってみて、そして、以前、夜行急行の座席車で東京まで行ってたような人は、すぐにこれを受け入れました。今では、3列シートのバスよりも乗車率が良いと言うことです。そしてこのバスが運転を始めたのは、ちょうど、東名高速などでツアーバスが知名度を上げはじめた時期でもあり、現在の格安高速バスの走りとも言える路線です。 3列シートのバスは、往復1万7,000円もしましたから、あけぼのが走っていた時代は、ゴロンとシートの方が安かったので、バスに乗る理由などなかったのかもしれません。しかし、このパンダ号の往復1万円と言うブランド力で、「バスは安い」という意識を、ゴロンとシートに惑わされずに住民に持たせ続けることに弘南バスは成功したのです。それで、3列シートの、列車より高いバスも、ちゃんと客が集まったのです。

施設の満足度

4.0

クチコミ投稿日:2017/02/21

いいね!:2

利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する

PAGE TOP