講道館柔道発祥之地の碑が、東上野稲荷町の永昌寺の境内に置かれています。
- 3.5
- 旅行時期:2016/10(約8年前)
-
by さいたまさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:136件
講道館柔道発祥之地の碑が、東上野稲荷町の永昌寺の境内に置かれています。
明治15年、講道館柔道の創始者 嘉納治五郎は、東京大学卒業後、学習院にて教鞭を執る傍ら、友人や門弟とともに柔道の稽古をはじめたところが、永昌寺の書院でした。
しかし、稽古の際、仏様の像が倒れたり、蝋燭の火が消えたりしたため、当時の住職 朝舜法の協力を得て、永昌寺の玄関脇の空地に、12畳のバラック建て道場を新築し、稽古を続けました。
これが今日の世界各国に普及し国際的な広がりを持った講道館柔道の発祥とされています。
当時、道場となった書院の広さは12畳、最初の門弟は9人でした。
稽古場自体は、翌16年に神田に移りましたので、永昌寺の稽古は、約1年でした。
大正12年の関東大震災により、当時の建物は焼失しています。
境内の「講道館柔道発祥之地」と刻む自然石の記念碑は、昭和43年、嘉納治五郎没後30周年を記念し、 講道館が建立したものです。
永い歴史をもち、世界に広まった講道館柔道も、創始の時期には、多くの労苦があったことを物語っています。勉強になります。
ぜひとも時間を見つけて、講道館柔道発祥の地の碑を目にされることをお勧めします。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/11/06
いいね!:0票