驚異的な地方都市の民鉄
- 5.0
- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by OE-343さん(非公開)
弘前 クチコミ:66件
驚異的な過疎地の民鉄です。「毎時**分発」のようなラウンドダイヤにすれば利用者が増えると言うのは以前から知られていますが、この弘南鉄道は以前からそれを徹底的に実践しています。昼間の一部時間帯は1時間間隔、その他は終日30分間隔で運転されています。そして所要時間もちょうど約30分です。なのである程度鉄道やバスを利用する住民たちは皆電車が何時に来るかを知っています。やろうと思ってもできないところが多い中、このような地方の鉄道がこのようにして走っている事は賞賛されるべきことであるでしょう。そのような努力のおかげで弘南線に関しては今でも経営が悪くありません。黒石では15分と言うちょうど良い時間で(駅のスーパーマーケットでさっと買い物を済ますことができる)で温泉郷へと向かうバスに接続します。列車とバスの接続が非常に悪いところが多いのにです。レストラン列車に当たるであろう「けの汁列車」や「納涼列車」「忘年列車」も長年続けています。もちろん貴重な車両たちも重要な観光資源になりえます。
しかし問題なのは地元の人々や、実際に鉄道を運営している人たちが、自分たちの非常に高い価値に全く気づいておらず、ひたすら「自分たちは、東京に比べ劣っている、ダメだ」のような感覚しか持てていないのです。もちろんこれは明治以降の中央集権的な発想を叩き込む、学校の教育内容の由来するものでしょう。そしてそれを今でも信じ続ける(そのような発想から利益を得ている)、行政や地元政治屋、それから利益と賄賂をもらう連中の所為なのです。
- 施設の満足度
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5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 5.0
- すべての駅が階段なしでアクセスできます
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- 黒石駅では15分の乗り換え時間で温泉郷へ向かうバスと連絡します
- 車窓:
- 5.0
クチコミ投稿日:2016/10/26
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