一般の方が行くことができる日本最南端の地です。

5.0
旅行時期：2016/09（約9年前）

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん（非公開）

波照間島クチコミ：15件

波照間島高那崎。日本の友人等で普通に行くことができる最南端の場所になります。実際には東京都の小笠原群島沖ノ鳥島ではありますが、無人島であり一般の方が訪れることはできません。

波照間島そのものには2回しか訪れてはいないものの、天候不順のため足止めを食らったこともあり4泊しています。足止めを食らった哀れな観光客約1名(笑)にバイクを貸して頂きこの最南端の場所には何度足を運んだのやら…回数さえわかりません。

本当の最南端の地は若干離れたところだそうですが、まあそんなことはどうでも良いように思います。

一見すると政治や思想絡みの日が建立されている様にしか見えないところもあるものの、どうやらこの『日本最南端の碑』は個人が返還前に建てたものだそうです。そして『波照間之碑』と『聖寿奉祝の碑』、前者は返還時に神道青年全国協議会の呼びかけによって、後者は昭和60（1985）年の昭和天皇在位60周年を記念して建立されました。そして『日本最南端平和の碑』、戦後50年を迎えるにあたり竹富町によって建立されたものがこの地にあります。

八重山の離島のひとつである波照間島は戦争被害を『受けなかった』と誤解されていることが多いそうです。しかし空爆を受けたことやなにより『戦争マラリア』によって島民は勿論多くの子供たちが犠牲になった悲しい史実があります。それはこの高那崎をはじめとした波照間島至る所に往時の悲劇を今に伝えるものが多々残っています。

日本最南端の場所に来て『それだけ』で帰ってしまうことは悲しいことです。リゾート化されていない波照間島の『歴史』を少しでもわかって貰いたい…。そう思えてなりません。