明治まではここがお詣りの最高峰でした
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- 旅行時期:2016/07(約9年前)
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by 壁ぎわさん(男性)
熊野本宮・湯の峰温泉 クチコミ:2件
今は大きな鳥居があり小さな石の祠が残るだけの森のようですが、明治二二年の大水害があるまでは 信心深い日本人のお詣りの最高峰の土地でした。
それを表わす歌が 『お伊勢七たび、熊野にゃ三たび』そのあとは 関東は愛宕参りは月参り、関西では琵琶湖畔の多が大社のことを 月参りのように歌っていましたが。
三本の川の交わるところで、それまでお詣りには橋は無く その水の中を通って身を清めてお詣りしたところでした、藤原定家もここのお詣り軒を書き残して国宝になっています。
そんな歴史を紐解きながら ここを旅するのは、世界遺産の認定を受けて来るようになった外国人ばかり、彼らは高い交通費を払っているぶん、下調べもしてやってくるのでその気持ちがよくわかるようでした。
何もない帰ろうや 日本人のそんな声を聴くのが 過去の歴史を紐解木ながら訪ねる日本の観光地の中で 私的には一番悲しい所でした。
ここにお詣りをするために、伊勢参り以上に命を落とされた人も多い、日本の聖地だったところです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2016/08/23
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