沖縄戦を戦った主力部隊である歩兵第89連隊を顕彰するために建立されました。
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- 旅行時期:2016/06(約10年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
宜野湾・北谷・中城 クチコミ:27件
西原の塔敷地内の一角にひっそりと佇む第八十九連隊(山三四七六部隊)顕彰碑は、昭和56(1981)年3月21日に遺族と戦友から構成された八九会によって建立されました。昭和14(1939)年に満州で創設された歩兵第89連隊は、兵員補充を北海道旭川で行っていました。昭和19(1944)年第24師団隷下の歩兵部隊のひとつとして来沖し、昭和20(1945)年3月にはじまる沖縄戦に於いて日本軍の主力歩兵部隊として善戦しますが、米軍の圧倒的な兵力火力の前に徐々に劣勢となり、遂に6月17日に新垣の司令部壕にて金山均連隊長以下将兵が玉砕しその歴史を閉じました。
数ある沖縄島での熾烈な戦闘の中でも、この西原の地が戦場となった昭和20(1945)年5月4日の第32軍総攻撃の際には現地徴兵された防衛隊員を含めた多くの将兵が戦没されました。
第89連隊関係の慰霊碑は結構数があります。しかしこの西原の地は防衛隊員と共に将兵が米軍を迎え撃った戦場であり、その際の生存者や戦没者遺族から見ると?特別な場所?なのではないでしょうか。書かれている碑文の中にもその思いが秘められていることは容易に知ることができ建立者の想いを伺い知ることができた気がします。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 西原の塔敷地内にあります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れた時はどなたもいらっしゃいませんでした。
- バリアフリー:
- 5.0
- 舗装はされています。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 碑に込められた想いを知ることができます。
クチコミ投稿日:2016/07/15
いいね!:5票
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