役行者の母を思う心がこもったお堂
- 4.0
- 旅行時期:2015/11(約9年前)
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by rupannさん(女性)
洞川温泉・大峰山・天川 クチコミ:17件
今から1300有余年前の白鳳年間、役行者という山岳修験者が
熊野本宮から大峯山脈を南から北の大峯山(山上ヶ岳)に向かい
修行をしていました。
この修行を案じた役行者の母、渡都岐(とつき)白専女は
役行者の弟子・後鬼の案内で葛城山の麓
茅原から険しい峠や山河を越えて
役行者が山籠りして修行している大峯山に一番近い
洞川の蛇ケ谷まで会いに来ましたが
この谷を渡ろうとすると、一匹の大蛇が行く手を阻み
どうしても渡ることが出来ません。
後鬼と替わるがわる何度試みても駄目でした。
弟子の前鬼を通じてこのことを知った孝行心の篤い役行者は
悩みに悩んだ末、このままでは母は私を心配して
命の危険な山中を何処までも心配して追っかけて来る。
蛇ケ谷に庵を建て母に住んでもらい、身の回りのことを後鬼に頼み
私自身が時々母を訪ねることにすれば
母も安心して留まってくれるだろう。
早速、洞川の人たちに頼んで母の庵を建ててもらい
母公堂と庵の名を付けました。
母を思うこころのこもったお堂なんですねぇ
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- ゴロゴロ水の水汲み場から女人結界門の途中にあります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- お一人先客がおられました。
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/07/10
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