江戸時代最後の天守閣を持つ城(修正版)
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- 旅行時期:2016/07(約9年前)
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by tadさん(男性)
松山 クチコミ:6件
やはり想像通りの迫力と規模を持つ城。15年前に一度、坂を歩いて城の入り口までたどり着いたことはあるが、あの時は城内に入らずじまいだった。で、今回は3度に分けて訪問したのだが、天守の周辺へはロープウェーで往復し、昼食後は二の丸庭園に行き、さらに一休み後、三の丸(堀之内)地域に行った。
天守閣以外にも21の重要文化財指定の建築等が残されている。戦前の旧法では国宝だったが、1952年以降の新しい法のもとで、国宝と重文を分ける時代からは、重要文化財となったようだ。他の国宝の城に比べて、確かに少し乱暴に全体が利用されていると感じた。一八五四年の江戸時代最後の城とはいえ、もう少し大事に扱ってほしいものだ。せっかくの天守と小天守の連立する姿など美しいのに、写真をとろうとすると、料金所の建物やパットしない桜の木が映り込んで、きりっとした全体像が見渡せない。これはないだろう!両方とも取っ払ってほしい!後で高島屋の観覧車から見たり、三の丸から見たりと遠くからだと全景が見えるのだが。。。もっとがっかりしたのは、あちこちに夏の照明祭りの準備で多くの木に照明の電線が巻き付いていた。。。夜間照明の色もピンクがかっていてちょっと。。。松江城が国宝に昇格した例と対照的だ。
もっとも建物内にはいると、迫力はストレートに伝わる。山が高いので、見晴らしも素晴らしい。入り組んだ構造の建物群は、凝りに凝っており、その防御効果などは城meguristKAZさんの旅行記を読んでいただくと、その精緻さが理解できるだろう。
後でみた二の丸庭園は建物は本格的復元のように見えるが、残念なことに中の庭園設計が酷い!一周歩いたが、「恋人に聖地」などと書いてあってまったく意味不明!?昔の堀の遺跡となんの関係があるのか理解に苦しむ。これなら、二の丸は、三の丸のあたりから、石垣の立派さを愛でるのが一番いい。二〇〇円払って、中にはいる必要はなかった。庭園などもぴかぴかで落ち着かない。というか、恋人同志でもないので、恥ずかしかった。同じような不満を岩国城とその周辺の公園でも感じた。こういう感じの城の利用なら、あまり見て回る必要はない。。。やはり、国宝指定のところは格式が違うとあらためて思った。
ま、それでも、観光地としては、全体的に人が集まるだけのことはあると思う。道後温泉と合わせて賑わうはずだと思う。商店街の活気も含めて松山は十分、経済的に繁栄しているようだ。
(ところで、「観光スポットクチコミまとめ」にこの原稿はのせられているので、だれもいいねが押せないようだ。リアクションがわからないところに掲載されるのは有難迷惑だ。自分では選択や変更ができないようだし。。。))
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2016/07/06
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