ゴールデンウィークの雄山（立山）は、冬山装備で

4.0
旅行時期：2016/05（約10年前）

立山黒部クチコミ：15件

2016年のゴールデンウィークに立山・室堂に雪遊びに行きました。
立山の5月は10ｍ以上の高さにもなる雪の大谷で有名ですが、室堂から見上げる銀世界の景色もなかなか美しく、平地は初夏の様な陽気なのに室堂は未だ冬な感じで、タップリと雪遊びが楽しめます。

私達は山を歩く雪遊びを楽しみましたが、雄山に関しては、春の雪山だから…と侮ることは禁物です。
雄山への登りは斜面が凍り付いている部分もあり、アイゼンの歯が効かないところも有りました。
簡易アイゼンではなく爪のしっかりとした（できれば12本）のアイゼン、ピッケルは装備として必須です。

5月のGWの室堂の気温はかなり寒く、多分ですが5℃よりは低かったと思います。
風が強いと更に体感温度は低く感じられました。
今年の春は暖かくなるのが早く雪解けも例年よりも早い状態でも、未だ冬山の様相でしたので、例年でしたらもっと雪が深かったのではないかと思われます。

せっかく立山の室堂まで来たのだから、ちょっと雪山の方へ歩いてみようか…と思いたくなるような美しい銀世界の景色ですが、山歩きをしたいならば、家を出る時から全ての装具を持参するのが鉄則。

立山の峰はしっかり装備をしていても滑落して亡くなる方がいる処です。
雪山に登りたい場合には、事前の準備が必要となります。