大阪府所縁の戦没者を祀っています。
- 5.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
-
-
by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:207件
摩文仁の丘中腹にある?なにわの塔?は、昭和40(1965)年4月26日に大阪府のご出身の沖縄戦戦没者2,400余名を祀るため建立されました。その後昭和44(1969)年には?なにわの塔?建立5周年を迎えるにあたり南方諸地域戦没者32,600余名を新たに合祀されました。
その第一次の改修にあたり奉安所、休憩所、周囲の石積工事等行われ、その後も建立年数のキリがいい年に改修をされて現在に至っています。
この一次改修の時はまさに大阪万博が翌年に開かれることになっており、これをきっかけに南方諸地域戦没者を合祀しており、碑文にはその流れがわかりやすく書かれています。そして終戦40周年となる昭和60(1985)年には施設内の整備工事と常夜燈の設置、平成4(1997)には外壁の補修と休憩所敷地内のタイル敷き工事、平成6(1999)年には建立30周年にあたり塔本体基礎部分、休憩所、奉安所、正面階段等の大改修工事並びにスロープの設置工事を実施されました。
大阪万博の太陽の塔の作者岡本太郎氏が都道府県別慰霊塔を「品がない」ものと批評されたことがありました。確かにそのように見える慰霊塔も多くあるものの、戦没者遺族の高齢化により参拝が困難になることを見据えて施設内の工事をしていることは、ただ外見だけの改修工事に留まらず、訪れる戦没者遺族のことを考えてされているように思え、好感が持てました。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 平和祈念公園駐車場から徒歩30分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- どなたもいらっしゃいませんでした。
- バリアフリー:
- 5.0
- スロープも完備しています。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 碑の立派なのはもとより参拝者のことを考えたつくりになっています。
クチコミ投稿日:2016/06/10
いいね!:10票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する