富山県ご出身の戦没者を祀る何かと目を引く慰霊塔です。
- 5.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
-
-
by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:207件
摩文仁の丘慰霊塔群の中腹にある?立山の塔?は都道府県別慰霊塔で富山県のものとして昭和40(1965)年11月5日に建立されました。立山の塔には、沖縄戦戦没者876名と南方諸地域戦没者13,996名が合祀されています。
都道府県別というよりは摩文仁の丘に建立されている慰霊塔の中で目を引く存在となって入ることは高さ約10mの斜塔、つまり真っ直ぐではなく斜めに建っている塔のデザインかと思います。先の尖った五角形の斜塔には、故郷や肉親のことを思いつつ南海で散華した将兵の悲しみを表していると書かれています。
立山の塔前面には富山県の銘石である常願寺川の油石と万成石がはめ込まれており、その他の資材もすべて郷土産の石材が使用されて作られているそうです。県内産の石材を用いて建立されていることは他の都道府県別慰霊塔と同じ考えで建立されているものの、この?斜塔?という他に類を見ないもので建立されたのは、建立に携わった方々の想いがあるものの、多分一般の人間にはわからないことかと思います。経緯はともかく公募で募った富山県の秀峰である立山の名を被せたのは、やはり富山というと立山という概念的なものによるもののように思います。建立の碑文に刻まれている?立山の言葉に県民の強靱、不屈の精神と御霊の悲痛な心情を表現し、全県民の哀悼と平和希求の一念が込められている。?との言葉にはなかなか理解に苦しむところはあるものの、それはやはり富山県民の考えに基づいた理由であることには間違いありません。
形状で目を引く立山の碑、その視覚的特徴を体験するために尋ねる価値は大いにあるように思います。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 平和記念公園駐車場から徒歩20分、園内周遊バスの利用が便利です。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日の夕方はどなたもいませんでした。
- バリアフリー:
- 4.0
- 塔に上がる以外は段差はありません。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 斜塔は絶対に目を惹きます。
クチコミ投稿日:2016/05/30
いいね!:8票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する