「動植綵絵」30幅に再会! 生誕300年記念『若冲展』
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- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
上野・御徒町 クチコミ:160件
22日から始まった「若冲展」に行ってきました。
先ずは26(火)12時頃に下見に行き、「80分待ち」。プラカードを持つ係りの人に聞くと、その日は9時で100人待ちくらいだったという情報を得、翌日早めに並ぶ決心を固めました。
翌日27(水)は予定より早く7:50に着いてしまい30番くらい。(チケットを購入する側はゼロ、勿論私もネットで前売りを購入済み)
8時過ぎには早くも100人を超える勢いで、前日情報の9時で100人待ちレベルではなく、より早めに並ぶ覚悟の人が多くなっている様子でした。
入場後はLBFの展示を飛ばして、真っ先に「釈迦三尊像」と「動植綵絵」のある1Fに進む人が多いのですが、そこは焦らずにLBFの「乗興舟」を右端から丁寧に見て(小さく細長い絵巻で、人集りができてしまうと2列目からではよく見えないので)それから行っても1Fは広く余裕があり、右回り左回りなど順路はなく、空いているところを選びながら33幅全てをゆっくりと見ることができました。
2Fには「鳥獣花木図屏風」や「葡萄図」などお馴染みの作品も多いのですが、「菜蟲譜」(「乗興舟」同様の細長い絵巻)は見たことがなかったので、右端から見たい人達により自然発生した列に並び前列で見て、それからもう一度LBFに戻り2巡で全てを鑑賞しました。
「動植綵絵」は2007年に相国寺承天閣美術館で開催された若冲展に行き、最初で最後の夢の里帰り展示と思って見ましたが、まさか9年後に再び「釈迦三尊像」と33幅揃った状態でお目にかかることができるなんて!
若冲の生誕300年にふさわしい、本当に贅沢な内容の展覧会です。
全般的に空白が少なく手を抜かずに隅々まで丁寧に描かれている作品が多く、ユーモラスな小さな生き物の描写も楽しいので、細かいところまでしっかりと見たくなってしまいますから・・・今回は単眼鏡がとても役に立ちました。(双眼鏡の方も見かけました)
楽しみ方は人それぞれですが、若冲の世界に引き込まれてしまい時間を忘れて長時間鑑賞している人が多く、混んでいても譲り合いながら幸せな時間を過ごせた喜びに浸っている感じでした。
帰りのグッズショップも購入までに30分くらいかかりましたが、最後の思い出に辛抱強く並びました。
5月24日までと開催期間が短く、TVで異常なほど関連番組を放送している影響もあり、ますます混雑は過熱化していくことでしょう。
行列を覚悟して、先にチケットを購入してから(未購入の方は購入してから入場の列に並び直すことになるので)少しでも早めに行かれることをお勧めします。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 1,300円(前売り)でこの内容は大満足です!
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 展示期間が1ヶ月・・・と短すぎ。混雑だけが残念
- 展示内容:
- 5.0
- 展示作品の素晴らしさ=若冲の画力。どの作品も見応えがあります
クチコミ投稿日:2016/04/30
いいね!:2票
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