米須小学校東側に聳える慰霊塔です。~忠霊之塔~
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- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:207件
沖縄県道7号線沿い米須小学校東側にある忠霊之塔は、かつてこの付近にあった?アガリン壕?に避難していた住民の中で一家全滅となった住民159名を祀っています。
現在同様那覇方面から南部への主要道路であったこの道を、南部への撤退を余儀なくされた日本軍兵士が先にアガリン壕に避難していた住民とともに潜んでいました。しかし掃討作戦のために同じ道を辿って来た米軍兵士によって馬乗り攻撃を受け、定かではないものの日本軍兵士100余名と住民200余名が犠牲となり、生存者は僅か1名だったそうです。沖縄戦末期の混乱の中で正確な数は不明だそうですが、戦後一家全滅の家族の名前を調べられた住民の方により159名は判明しましたが、他の住民のことまではわからなかったそうです。まして兵士のことになるとなおさらですが、残念なことにアガリン壕は埋められており、遺骨収集も完了しているかどうかも不明だそうです。
人の想いは多々あれど、やはりせめて遺骨収集だけはやって頂きたかったように思います。昭和34(1959)年6月に遺族の手によって建立されましたが、車を停める場所もなく、訪れる方もいらっしゃらない事実は大変悲しい気持ちにさせられました。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2016/04/07
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