真栄里集落の住人によって集められた住人並びに将兵の遺骨12,000柱が祀られました。~栄里之塔~
- 5.0
- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:207件
沖縄戦末期、第24師団隷下となっていた歩兵第22連隊は現地召集の防衛隊、地域住人とともに圧倒的な物量の差がある米軍に対し善戦をしたものの、抗し切れず玉砕しました。
戦後真栄里集落住人によって野ざらしになっていた住人・将兵の遺骨12,000柱がこの場所に集められ、昭和27(1952)3月に慰霊碑として建立されたものが栄里之塔になります。
納骨された遺骨は、その後那覇市識名(現:識名霊園)の戦没者中央納骨場を経て糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑に集められ、現在に至っています。現在の栄里之塔が完成したのは昭和43(1968)年3月のことです。
その納骨された遺骨の移動のことや、現栄里之塔建立に関する逸話について、あさましい表現で書かれているものもあるのは事実です。しかし断言もできない話で批判することが、解決論に繋がるのかは正直疑問に思います。犠牲となった住人や学徒、兵士の方々は決してこの真栄里の地で亡くなることを望んで生きてこられた訳ではありません。
戦争という時代背景の中、家族のことを思いながら不本意にも落命した御霊に対し、理屈ではなく素直に心からの追悼をすることこそ、この栄里之塔に来た目的となるのではなかろうか?そう思いました。
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 5.0
- 白梅之塔から歩いて5分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れる方も少ないようです。
- バリアフリー:
- 3.0
- 塔のまわりは舗装はされていません。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 塔の年期に圧倒されます。
クチコミ投稿日:2016/03/14
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