江戸時代の町人文化のお雛様
- 5.0
- 旅行時期:2016/02(約8年前)
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by ウェンディさん(女性)
桜川 クチコミ:9件
川島書店の見世蔵は真壁の中でも最も整った見せ蔵である…と云われていましたが、震災でダメージを受けた部分を再建したために、残念ながら現在の建屋からは江戸末期の生薬店の雰囲気を感じとることができませんでした。
でも、それは真壁の何処の木造建築でも同様で、震災により修理不可能な状態まで壊れてしまった家もあり、全てが無くなってしまわなかっただけでもよかったのかもしれません。
私が真壁を訪れたのは真壁のひな祭りの時期。
川島書店の見世蔵でも江戸~平成までの雛人形を飾り、ひな祭りに来る観光客をもてなしていました。
見世蔵には江戸時代の享保雛もありましたが、ここでの注目したいは江戸時代の町人の家に飾られていたと思われるおひな様。
今、私達が目にする何段もの飾り付けのあるお雛様は江戸時代では、大名など限られたお金持ちだけのお楽しみでした。
庶民の間では、質素な、でも可愛らしい雛人形が飾られていました。
そして、押絵雛(おしえ雛)というペタンコのお雛様もありました。
押絵雛はユーモラスな動きの1場面をストップモーションで止めてしまったみたいで、その様子はまるでアニメーションの一コマの様で、コマ送りで動き出しそうな雰囲気…。
川島書店の見世蔵では、町人文化のお雛様を見ることが出来ました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 4.0
- 真壁の町の中央部
クチコミ投稿日:2016/03/01
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