間部詮勝のとてつもない精神構造
- 4.5
- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by たびたびさん(男性)
武生・鯖江 クチコミ:39件
萬慶寺は、鯖江藩主、間部家の菩提寺。越前鯖江藩第7代藩主で、幕末に老中首座を務めた間部詮勝の描いた本堂の天井墨絵「風神」「龍神」「雷神」が圧巻。住職に少し説明してもらいましたが、その自由で奔放な描き方はかなり独創的。自分の思うまま腕を振るって迷いがない。間部詮勝のとてつもない精神構造が垣間見られるように感じました。そして、それもそのはず。間部詮勝は、井伊直弼とタッグを組んで開港への舵を切った中心人物であり、これに頑迷に反対する朝廷に理路整然と幕府の考え方を伝えていて、その考え方は少しも間違っていない。政治家でもあり、芸術家でもある。ともに超一流であり、傑出した人物。なぜ、それほど知られていないのか。不思議な感じもしてきました。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2016/02/15
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