ジョー・プライス氏のご厚意に感謝　「若冲が来てくれました」展

4.5
旅行時期：2013/07（約12年前）

by Ake Bingaさん（女性）

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若冲好きで有名な江戸絵画コレクターのジョー・プライス氏が、東日本大震災復興支援として自らのコレクション公開を企画された「若冲が来てくれました」展に行ってきました。
我々も、観光旅行で訪問することも復興支援に繋がるとの解釈で･･･７月上旬の東北旅行を計画していたので、宮城、岩手、福島の３ヵ所で開催されたなかで、７月の岩手県立美術館で観ることが出来ました。

　プライス氏のコレクションの中で最も有名な若冲作品「鳥獣花木図屏風」は、森美術館オープンの「ハピネス展」をきっかけに若冲ブームが来て、何度かお目にかかる機会がありましたが、今回は「花も木も動物もみんな生きている」という子供さんにも分かりやすいタイトル（他の作品も全て）がつけられ、何だか美術館の敷居が高くなく親しみやすい展示で楽しい展覧会でした。
岩手県に住む友人の話によると、５月に訪れた時に震災被害の大きかった地域の中学校の生徒が招待されていたそうで･･･プライス氏の「震災で傷ついた日本の人々を美術の力で元気にしたい」という温かいお心が地域の復興に間違いなくプラスになったと思います。
　
　県立美術館らしく萬鐵五郎、松本竣介、船越保武など岩手県ゆかりの作家の作品が展示されている常設展も興味深かったのですが、時間が無く見ることが出来なかったのが残念。　また、機会があれば訪れてみたいと思います。