出世前後の邸宅を比較できます

5.0
旅行時期：2014/07（約11年前）

by ゆっくさん（男性）

萩クチコミ：39件

松陰神社から5分程です。松陰のお墓への途中にあります。
松陰神社の境内を出て、左の方に曲がり山の方に昇って行きます。陶房大柱庵を曲がってしばらく歩くと、茅葺の平屋が見えてきます。

言わずと知れた、初代内閣総理大臣、伊藤博文。
茅葺屋根の平屋が旧宅、その隣が東京の大邸宅の内、玄関と大広間と離れを移築したものです。

もともと山口県光市生まれですが、14歳の時から28歳まで、茅葺平屋の家で過ごしたとのことです。私が訪れた時は外観のみでしたが、総建坪29坪で内部には7部屋程あるそうです。

そして、その隣にあるのが、明治40年に東京品川に建てられた邸宅の一部です。東京の別邸は敷地3000坪、総床面積400坪だったそうです。また、神奈川県大磯の本邸は敷地5500坪だとか。
萩で生活していたころの茅葺平屋と、晩年、東京での大邸宅の一部が隣り合っており、出世への御利益がありそうです。

ちなみに、その隣には萩焼造られた博文の像も建立されています。