足尾銅山の鉱毒ガスにやられた村、福島県の海沿いの街もこのようになる運命か
- 4.5
- 旅行時期:2015/06(約11年前)
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by みなみんさん(男性)
日光 クチコミ:1件
足尾銅山本山坑を流れる渡良瀬川の源流地帯にある渓谷です。銅山からの有毒ガス流入により山々の木が枯れてしまい山々は覆うものがなくなったせいで崩落を始め、岩がむき出しになり独特の景観を呈しております。ジャンダルムという岩峰が目立ち、清冽な谷川が流れ北アルプスの一部のような景観です。しかしこの景観も足尾からの有毒ガスが無ければどこにでもあるような美しい緑の山々であったはずです。明治の頃には足尾の本山から奥には3つの村があったのですが、今では廃村となって地名が残るのみ。今になって植林活動をして緑を取り戻そうとしていますが、まだまだ復旧の目処は立っていないと見た。この光景、福島県の海沿いの街に似ている。公害のせいで人が住むことができなくなってしまっている。足尾銅山は教科書にも載っていた日本の公害の原点。わたらせ渓谷鉄道から見た美しい川の源流がこんなことになっているとは。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/08/07
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