人は神話の世界という、熊野本宮大社。

5.0
旅行時期：2015/04（約11年前）

by ガッサンさん（非公開）

熊野本宮・湯の峰温泉クチコミ：7件

　発心門王子をスタートし、本宮町内の王子社をめぐって「熊野本宮大社」へ。遠く、苦しい道程を経て大社への参拝を果たしたに違いない、いにしえの参詣者の感動を少し体験した気分である。
　熊野古道から熊野本宮大社の拝殿前に出た。拝殿を参拝後、御社殿に向かった。今まで見たことがない神社の造りである。高い塀の中に?証誠殿（本宮・第三殿）?中御前（結宮・第二殿）?西御前（結宮・第一殿）三つの社がある。その社の造りは重々しく荘厳だ。その空気が霊気のように伝わって来た。境内には「写真撮影禁止」の立て看板があり、撮影を諦めた。
　天火明命あめのほあかりのみことは、古代、熊野の地を治めた熊野国造家の祖神。天火明命の息子である高倉下たかくらじは神武東征に際し、熊野で初代神武天皇に天剣「布都御魂ふつのみたま」を献じてお迎えした。人は神話と言うが、私はかつて「橿原神宮」「橿原考古学研究所」「神武天皇陵」等を巡った経験があり、信しなやかに伝わる話に大変興味があり、文献も読んだ。ようやく【熊野本宮大社】に着き、一区切り付いた感じがした。