富岡製糸場　世界遺産

4.0
旅行時期：2015/04（約11年前）

by ka2262さん（男性）

富岡・甘楽クチコミ：1件

4月19日気温19度晴れ、ポカポカ陽気。
ツアーバスで訪れ見学。世界遺産に登録され、土曜日の為に場内大勢の人がいました。
団体用案内一人200円（所要時間約40～50）を申し込み見学。
　私は「ああ　野麦峠」等で知る女工哀史、わずかな賃金で1日13～15時間もの労働を強いられた若い女性達のイメージがありましたが。
　しかしここは農業以外産業の無かった維新後の日本に、官営として明治5年、数少ない外貨を稼ぐ近代的な製糸工場として発足し、そして製糸技術の指導者を育成し各地に戻す役割が有ったと聞きました。
　労働環境は食事、寮費、医療費はただで、1日約8時間労働、日曜日は休み、年末年始、夏休みはそれぞれ10日の休暇が有、とても先進的な環境だったそうです。
　当時そんな工場に勤める女工さん達はエリート集団だったのだと思いました。
　明治3年に「断髪令」（ちょんまげ禁止令）が出ていますが、ちょんまげをした人はまだ沢山いたはずで江戸時代を濃厚にひきずっていた頃です。
　木造茅葺の多かった時代こんな大規模なヨーロッパ風赤い煉瓦造りが突然立って当時の人々はびっくりしたでしょう。　
　赤い煉瓦造りは今でも勿論健在で当時の職人達の腕の確かさに感心します。