源氏の聖地
- 5.0
- 旅行時期:2014/11(約11年前)
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by bluejaysさん(男性)
紫波・矢巾 クチコミ:2件
標高136メートル、比高20メートル程の独立丘陵で、平地の只中にある。その地勢から、古来より多くの武将がこの地に陣を敷いている。
659年には阿倍比羅夫が蝦夷討伐のため、803年には坂上田村麻呂が紫波城築城のため、1588年には南部信直が高水寺城を攻略するため、1591年には蒲生氏郷が九戸の乱を鎮圧するため宿営したという。
1062年には源頼義・義家父子が、陣ヶ岡に陣を置き安倍氏に勝利している。1189年に源頼朝が奥州征伐で陣ヶ岡に陣を置いたのは、祖先義家を強く意識したものだろう。この地は後に、源氏の聖地とみなされるようになった。
現在は蜂神社周辺が、陣ヶ岡歴史公園となっている。蜂神社の由来は、厨川柵攻略に手こずっていた義家が、柵周辺の藪に蜂の巣があり兵士が刺されて困っているのを見て、蜂の巣を袋に取り、蜂を怒らせてから厨川柵に投げ込み勝利を収めたことに因み、頼義・義家父子が勧進したという。
源頼義は前九年の役の戦後処理で、安倍貞任の首を刎ね、首級に八寸釘を打ち込んでこの地に晒した。その130年後、源頼朝は同じ場所に陣を置き、安倍氏の末裔である藤原泰衡の首級に八寸釘を打ち込み、同じ場所に晒している。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 古館駅から2キロ
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/03/12
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