白樺峠

自然･景勝地

９月下旬から１０月のタカの渡りは見事

5.0
旅行時期：2014/10（約10年前）

by 信州からさん（男性）

奈川・安曇クチコミ：2件

春から夏にかけて日本に来たタカ達は、９月から１０月にかけて、いろんな鷹たちが南の暖かい場所へ移動して行く。白樺峠はそんなタカの渡りを見る事が出来る数少ない場所の一つだ。９月のマツムシソウの咲く時期から１０月終わり霜柱のたつ時期まで多い日にはまるで川の流れのようにタカ達が渡って行く。鷹柱と呼ばれる数十羽から数百羽のタカ達が上昇気流に乗る姿には見事。また、来年元気で帰ってきてと祈らずには居られない。
【場所】　　
松本市奈川　　上高地・乗鞍スーパー林道　白樺峠（標高１，６００ｍ）地点。奈川方面からも乗鞍方面からも行ける。駐車場は５０台くらいか。昔スーパー林道で料金を徴収していたが今は無料だ。駐車場も無料で利用できる。駐車場に停車し約２０分ほど山道を登るとそこが白樺峠の鷹見の広場。　標高が高いので平地よりも気温は１０℃くらい低く防寒対策は必須だ。
【タカの種類】
サシバ、ハチクマ、ノスリ、ツミ、他にはハイタカ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ハヤブサ、チゴハヤブサなど。時期により飛ぶタカの種類が変わり、９月下旬はサシバ中心１０月にはハチクマが多くなり、下旬にもなるとノスリが中心となる。
見頃は９月下旬から１０月中旬にたくさん飛ぶが、
雨の日は飛ばない。　曇りの日は数が少ない。雨が続いた後の晴天初日や２日目がねらい目。長雨が続くと晴れるのを待ちかねていたようにたくさん飛ぶネット上に公開されている「信州タカ渡り調査研究会」のＨＰが参考になる。
【時間は何時頃】
朝の8時頃から近くの木に泊まっていたタカが飛び始めるが、たくさんのタカが見られるのは昼ごろからで、近くを通るものもいるが遠くを飛ぶものも多い。午後の３時ごろ前後は光がタカ達のお腹の方に回り美しい姿に感動を覚える。
【メモ】
近くにはコンビニが無いので、前日から用意した方が無難。宿泊は乗鞍か、白骨温泉、奈川になるが、色んな宿泊地が有るので便利。駐車場にトイレや、高見の広場にも簡易トイレあり。９月下旬でも気温は低く防寒対策は必須。