江戸時代から大願成就のお不動さんとして武家や庶民に慕われ、現在も縁日には多くの参拝者が訪れます
- 4.0
- 旅行時期:2014/11(約11年前)
-
-
by かつのすけさん(男性)
目黒 クチコミ:10件
東京の目黒区下目黒にある「目黒不動尊」は正式には泰叡山龍泉寺ですが、地元では「お不動さん」と呼ばれて親しまれています。
目黒不動尊は、天台座主第三祖慈覚大師圓仁が開かれた関東最古の不動霊場です。
日本最古の土板(縄文時代)が発掘された境内は、従来より霊域と扱われています。
大同三年、十五歳の慈覚大師は、伝教大師最澄のもとへ赴く途上、当地に立寄り、霊夢を見ました。その悪夢とは、面色青黒く右手に降魔の剣を提げ左手に縛の縄を持つ誠に恐ろしい形相の神人が枕上に現れて、お告げをされました。
夢からに覚めた後に、その尊容を自ら彫刻されたのが、御本尊目黒不動明王で、現在も祀られています。
寛永年間には、徳川家光の庇護を受けていました。あるとき、目黒で鷹狩りをした際、愛鷹が行方しれずになり、三代将軍は自ら目黒不動尊御宝前に額づき、祈願しました。すると鷹が本堂前の松の木に飛び帰りました。
この霊験を目の当りにした家光は瀧泉寺を篤く信仰することとなり、大願成就が叶うとして、歴代の将軍が折々に参詣するのはもちろんのこと、庶民も詣でる江戸随一の名所となりました。
また東郷元師は、日本海海戦の勝利を祈願し勝利したことから、不動尊信仰は隆昌を極めました。
そのことが、営々として現代まで引き継がれ、大願成就の「お不動さん」と慕われています。毎月28日の目黒不動尊大縁日には、門前や境内に露店が並び、多くの参拝者が訪れます。
本堂の壁は朱色に艶やかに映え、一際目立って建っており、いかにも大願成就するかのような感じを与えます。
この不動には、他には見られない珍しい光景を見ることができます。付近の道路が狭いので境内の中にバス停があり、定期バスの運転手自らバスを降りて、境内への柵を移動し方向転換します。バスが境内に入ってくるときは、ちょっと驚きですね。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 不動前駅より、徒歩7分。境内に定期バスのバス停があります。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 縁日は多少混みますが、普段は人混みは気になりません
- バリアフリー:
- 3.5
- 本殿の前に階段があります。・
- 見ごたえ:
- 3.5
- 朱色の本殿は目立ちます、参道のお土産屋、露天周りも楽しいです
クチコミ投稿日:2014/11/02
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する