山頂にあるスケールの大きなお寺
- 3.5
- 旅行時期:2014/10(約11年前)
-
-
by モッサンさん(男性)
湯村温泉・村岡 クチコミ:1件
香住方面に向かって、国道9号から県道4号沿いを車で走っていると川会山の山頂に立派な伽藍が見えてくるので所在はわかりやすい。長楽寺は奈良時代に行基に創建され、1200年余りの歴史を持つらしいが、戦国時代に再興後も火災等により往時の建造物は残っていない。現在の伽藍は大門、五重塔、大仏殿、薬師堂、弁天堂等からなるが、これらは平成5年頃に完成したものらしく比較的新しい建造物である。大門を入ると左手に高さ70m、日本第二位の高さと言われる五重塔がある。同塔は鉄筋コンクリート製なのが少し興ざめなのだが、内部に設けられた300段余りの階段をあがれば、最上階からの周囲の眺望を楽しむことができる。各階段は高さが低く、登りやすいよう多少なりとも配慮されているものの高齢者にはちょっときついかもしれない。大仏殿は間口55m、奥行36m、高さ40mある大きな建物で、内部にはこの寺の代名詞でもある但馬大仏が安置されている。釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来の三体があり、中でも高さ18.5mある釈迦如来は木造坐像としては世界最大なのだそうだ。金箔で輝く様をみていると木造というのが信じがたい大きさである。歴史のある仏像を見てきた目には、完成後約20年たった今も金箔の輝きはケバすぎる感じがしないでもないが、いずれ落着いた美しさになるのだろう。殿内の三方の壁には多くの石仏が安置されている(一体50万円で奉納されたもの)。香住方面に行く機会があれば立ち寄られてはと思う。拝観料大人800円(JAF割あり)。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.5
- 車がないと少し不便
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
- 釈迦如来像は木造坐像では世界最大
クチコミ投稿日:2014/10/08
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する